2019年10月10日

一粒の麦――荻野吟子の生涯(2019)

 オーツが見た映画です。
https://www.gendaipro.jp/ginko/
 中野駅の近くの「中野ZERO」の地下2階の視聴覚室で上演されました。上映前に、山田日砂子監督(と出演した女優)の挨拶がありました。
 この映画は、日本初の女医として活躍した荻野吟子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E9%87%8E%E5%90%9F%E5%AD%90
の一生を描いています。
 荻野吟子が生まれたのは現在の埼玉県熊谷市で、オーツは熊谷市に親しみを感じているので、こういう映画を見る気になったのでした。
 この映画では、結婚前(17歳)の時代(明治になる前)から死ぬとき(62歳)までを若村麻由美
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%9D%91%E9%BA%BB%E7%94%B1%E7%BE%8E
(実年齢52歳)が演じています。結婚前の時代は、若い娘が着るような和服を着ていますが、まあ17歳には見えないですね。オーツは実年齢が何歳なのか、気になりましたが、後で wikipedia を見て52歳と知り、驚きました。とてもそんな年齢だとは思えませんでした。(もっと若い方だと思っていました。)こういう映画では、歳を取ったころを描くと、どうしても若すぎるように見えてしまうものですが、そんなこともありませんでした。
 映画に描かれたように、荻野吟子の人生は、なかなか大変なもので、この時代は女性が医者になるなどということは考えられなかったころでした。そのため、学校などでも冷たい仕打ちを受けたようです。そういう面も含めて、感動ものの映画です。
 荻野吟子は、女医になってからもいろいろな事件が起こるわけです。たとえば、夫が北海道に行くのにあわせて、医院をたたんでしまいます。実に波瀾万丈な人生です。
 しかし、1時間50分ほどの上映時間で一人の一生を描くというのはどだい無理な話で、何か、次々といろいろな事件が起こるような感じに描かれています。大河ドラマのような感じに仕上げれば、おもしろかったのかもしれません。朝ドラでいえば「おしん」のような一生ものにしてしまう手もあったかもしれません。もっとも、映画としては何時間もの作品にするわけにもいきませんが。まあ、そこまで劇的な人生ではないけれど、映画としてはテンポが速過ぎるような気がしました。
 オーツが疑問に思ったのは、2番目の夫との恋愛模様があまり描かれていないために、突然結婚してしまったような感じになったことです。また、遊女として売られていく十数人の少女たちを引き取って育てたりするわけですが、それも突然少女たちを連れてくるようなふうに描かれたりします。それでは少女の誘拐ではないかと感じてしまいます。
 どうも、この映画は十分に荻野吟子の人生を描き切れていないように感じました。
 とはいえ、こんな人がいたことを知り、大変興味深く思いました。
posted by オーツ at 06:43| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする