2019年08月18日

弁護士からブログ記事削除要請

 あるとき、オーツ宛てにブログの運営会社 Seesaa を通じて、とある弁護士からブログ記事1本の削除要請がありました。
 当該記事は、以下のものです。
http://o-tsu.seesaa.net/article/129934933.html
(後述するように、すでにこの記事は削除されています。)
 2009.10.10 にオーツがこの記事を掲載したときは、当該個人の実名入りで書いていました。(その個人が所属する大学名も実名でした。)当該記事中に引用されている他のネットの記事類に固有名詞がそのまま掲載されていたからです。オーツが実名を書かなくとも、他の文書を引用するだけで実名がそのまま示されてしまうわけです。
 弁護士からの削除要請の文面をそのままここに引用することはできないので、オーツのことばで趣旨を示します。
 弁護士によれば、オーツの当該記事は「名誉権侵害/プライバシー権侵害」だとのことです。そこで、当該記事をすぐに削除するようにという要請になったわけです。
 Seesaa からは、7日以内に反論の有無を問わず、回答するようにという文面が添えられていました。回答しないと、Seesaa のほうで記事を削除するという話です。
 オーツは、この削除要請を受けて考えました。
 第1に、このまま記事を掲載し続けることが「名誉権侵害/プライバシー権侵害」に当たるということには賛同します。何らかの手当てをするべきです。
 第2に、当該記事の削除が要請されましたが、「名誉権侵害/プライバシー権侵害」を考えると、当該記事の削除は必要ではなく、関係者の固有名詞を伏せ字にするだけで十分ではないかと思います。オーツの論考(そんな大げさなものではないけれど、自分の考えを述べた部分)までネット上から消してしまおうとする「要請」には違和感を覚えました。
 以上の2点を考え、当該記事の固有名詞(個人名と大学名)を伏せ字にすることにしました。当該記事をその形に変更した上で、Seesaa あてにメールで返事をしました。
 申し立ての趣旨は了解しました。
 その上で、記事を削除する代わりに、固有名詞などをすべて伏せ字にするなどの変更を加えることではダメでしょうか。

 1週間経っても、Seesaa からは(さらにはその元になった弁護士からも)返事がありませんでした。
 オーツはあとから気がつきました。そういう対応があると考えれば、このメールを送る時点で「1週間以内にご返事がない場合は、記事の削除ではなくこのような変更でよいと(シーサーおよび代理人の弁護士から)了承が得られたものと考えます。」というようなひとことを添えるべきでした。

 今回のことで、ブログ記事は、書いたときはいいけれど、長年そのままにしておくと、ブログ記事の内容が不適当になってしまうことがあることがわかりました。オーツは自分が書いたものの記録として、ずっと残しておくべきだという考え方をしてきましたが、それでは問題があるということです。後日の変更は必然的なものなのかもしれません。

 また、今回のことで、弁護士の「要請」の特徴がわかりました。今までこういう経験がなかったので、今回の初めての経験によって感じたことです。
(1)適切な対処法を要求してくるのでなく、それよりも広い要求をしてくる
 オーツは固有名詞を伏せ字にすることで「名誉権侵害/プライバシー権侵害」の問題はなくなると思います。それが適切な対処法だと思います。しかし、弁護士は、そういう対処を要求してくるのではなく、それよりも広い要求(当該記事の削除)をしてくるものです。
 特許などの申請書の書き方と同じで、なるべく幅広く適用できるように、包括的な要求をするということです。

(2)一方的な要請だけしてくる
 要請というのが一方的な形になるのはある意味で当然ですが、こちらから問い合わせをしても答えてくれることはないようです。
 うがった見方かもしれませんが、何か答えると言質を取られると考えているのでしょうか。
posted by オーツ at 03:10| Comment(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする