2018年10月16日

橋本長道(2014.10.10)『サラは銀の涙を探しに』集英社

 オーツが読んだ本です。小説です。
 同じ著者の『サラの柔らかな香車』
2018.10.10 http://o-tsu.seesaa.net/article/462101834.html
がおもしろかったので、もう1冊を読んでみようと思いました。
 前作の続編というストーリーです。しかし、前作の主人公・サラはほとんど出てきません。プロローグでいきなり失踪してしまいます。その後、SARA と名乗る人物がサラと似た流儀でネットで対局し、活躍するのですが、その正体は誰かという感じで話が進んでいきます。
 登場人物が全部匿名であり、現実の将棋界とは無関係なので、なかなか登場人物が覚えにくい感じがしました。まあ、鍵谷英史がキーパーソンなので、そこに着目していけば大きな流れは外さないと思います。
 この本も、将棋に詳しい人ならではの書き方がされています。オーツは、けっこう没入して読み進めることができました。しかし、SARA の正体が明らかになるころから、面白さが半減してしまうような脱力感を感じました。
 第3作が作られることはあるのでしょうか。今回の終わり方を知ると、この続編はなかなかむずかしいように思われました。
 フィクションはフィクションでおもしろいと思いますが、現実世界は現実世界としてあるわけで、フィクションがどこまで現実世界にせまれるかというと、それはそれでむずかしいように感じました。
 文芸などに興味のないオーツのつたない感想でした。

 なお、オーツが読んだのは単行本でしたが、Amazon では、文庫本しか画像が貼り付けられないので、以下にはそちらを示しておきます。


posted by オーツ at 02:34| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする