2018年10月02日

八幡和郎(2018.6.5)『江戸時代の「不都合すぎる真実」』(PHP文庫)株式会社PHP研究所

 オーツが読んだ本です。「日本を三流にした徳川の過ち」という副題が着いています。
 末尾の参考記事欄に書いたものを読んで、この本を読もうと思ったのですが、このような主題に相応しいことは、ほぼ第7章に書かれています。オーツの興味と関心からいうと、第7章だけ読めば十分だったように思います。
 目次は、以下の通りです。
プロローグ 「江戸時代礼賛論」を全面的に否定する理由
第1章 豊臣の天下はなぜ短命だったのか?
第2章 関ヶ原で西軍が負けた失敗の本質
第3章 世界史から鎖国の原因と功罪を解き明かす
第4章 徳川家康の祖法を守って「じり貧 300 年」
第5章 「日本は 300 の国からなっていた」という伝説
第6章 武士道とは縁遠い、江戸時代の普通の武士たち
第7章 江戸時代と現代の北朝鮮はこんなに似ている
第8章 西郷どんの視点から見た幕末維新

 江戸時代の日本がどういう状態だったか、庶民の暮らしぶりなどにも触れつつ記述してあるのは第7章がメインです。江戸時代を現代の北朝鮮にたとえるというのも新鮮な視点です。まあそれだけ不自由だったということです。その中で生きている人たちは、そんなことを感じもしないでしょうが。
 第5章の江戸時代には藩がなかったなどという話もおもしろかったです。常識を覆されました。
 それにしても、たかだか百数十年程度が経つだけでも、昔のことはわからなくなってしまうものなのですね。江戸時代をどう見るかをめぐっては、いくつか異なる見方があるということがわかって、それだけでもおもしろかったです。

参考記事:
http://agora-web.jp/archives/2033224.html


posted by オーツ at 04:48| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする