2018年06月15日

小川榮太郎(2017.10)『徹底検証「森友・加計事件」』飛鳥新社

 オーツが読んだ本です。「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」という副題が付いています。
 この本の出版をめぐって、朝日新聞社が訴訟を起こしたことを知り、読んでみようと思いました。
 大変おもしろい本で、読み始めたら一気に読んでしまいました。
 森友・加計事件については、最近もマスコミによる大騒ぎが続いていますが、いったいどういう事件だったのか、それぞれの事件の全体を見たいと思ってもなかなかできません。そんなとき、本書を一読することで両事件の全体像がすっきりわかりました。
 オーツは、本書を一読して、客観的な記述だと思いました。それぞれの記述が何に基づいているか、出典が示してあります。まあ、関係者(取材先)がたくさんいるので、その個々の情報まで綿密に書いているわけではありませんが、朝日新聞の記事であれば、日付まで入っていますから、その日の分を縮刷版なり電子版なりで後から確認することもできます。本書には、小川氏の推測で書かれている部分もありますが、そこは明確に「推測」であることが断ってあります。
 本書の内容をここに示すことはしませんが、副題が内容を端的に物語っていると思います。「報道犯罪」というと強く響きますが、本書に示された内容を読んでいくと、これを「報道犯罪」と呼んでも全然おかしくないと思えます。
 今年、読んでよかったと思える本の第1位かもしれません。(まだ残り半年ありますが。)さまざまな資料を丹念に探り、読み込んでいった小川氏に敬意を表します。この本はベストセラーになっても不思議ではありません。オーツが多くの人に読んでもらいたいと思った本です。
 この本に対して朝日新聞社が訴訟を起こすなんて、信じがたいことです。そんなことをするよりも、朝日新聞社としては、この本のどこが問題か、自社の紙面を使って連載でもしてくわしく論じたらいいのではありませんか。さらに小川氏の反論スペースも(連載記事と同じ程度の分量で)確保して臨めば、いよいよ有意義なものになります。そんなことをしたら、小川氏が朝日新聞社をこてんぱんに打ちのめしてしまいそうですが、……。

参考記事:
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4625.html


posted by オーツ at 04:24| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする