2017年05月12日

藤沢数希(2017.2)『損する結婚 儲かる離婚』(新潮新書)新潮社

 オーツが読んだ本の中で、トップ5に入るくらいの痛快な本でした。
 これから結婚する若い人にぜひ読んでもらいたいものです。
 日本の結婚制度がどうなっているか、離婚するときにどんな問題が起こるかを知ってから結婚するべきだと思いますが、オーツはそんなことも知らずに勢いで結婚してしまいました。オーツの場合、妻とは40年近く連れ添ってきて、離婚をしていないのですから、結果的によかったといえます。多くの夫婦はそんなものでしょう。しかし、そうはならなかった夫婦もいます。そんなことを考えると、こういう本を事前に読んでおくのも意味があるように思います。
 本書の重要ポイントは、高所得者が離婚しようとするとき、配偶者に多額の現金を取られてしまうことがあり、それが日本の司法によって妥当とみなされているということです。
 こんなことは、今までどの本にも書かれていなかったのではないでしょうか。しかし、現実の離婚裁判では、こういうことが現実に起こっており、むしろそれが当たり前ということです。
 このことから、考えられるテーマは広がっていきます。高所得の女性が結婚前に気をつけるべきこととか、女性にとって、定収入の男性と結婚するべきか、それとも高収入な男性の愛人になるべきかとか、おもしろい話題が出てきます。もちろん、それらの回答は本書中に解説されています。
 というわけで、今まで知られてこなかったことを知って、結婚自体を捉え直そうという気持ちになりました。その意味では、衝撃的な本といえると思います。
 オーツが本書の内容を知った後、40年前にタイムスリップしたら、果たして今の妻と結婚に踏み切ったでしょうか。なんともわかりません。オーツは結婚というものは勢いでするものだ、くらいに考えていましたから、その意味では、今から40年前にタイムスリップしても、同じ状況ならば同じく今の妻と結婚するでしょう。しかし、結婚が背負う大きなリスクを考えると、若干躊躇するかもしれません。それがいいことなのか、不都合なことなのか、わかりません。人生は1回きりですし……。


posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする