オーツが読んだ本です。「さようなら、日本を守る気がない反日政党」という副題が付いています。
民進党について書かれた本です。といっても、タイトルに「(笑)」が付いているように、大上段から正面切って批判するというよりも、日常目線で茶化しつつ、民進党のおかしいところを笑い飛ばすといったスタンスで書かれています。
全体に、とても読みやすいのですが、一方では、具体的な数字などが出てくるわけではないので、著者の主観的な印象論というようにも受け止められます。
著者はアカオアルミという会社の社長ですが、それよりも大日本愛国党総裁・赤尾敏氏の姪というほうが「ああ、そういう人」とわかってもらえるかもしれません。今の若い人には「赤尾敏って誰?」といわれそうですが……。
本書中にも、赤尾敏氏の話がちらちらと出てきますが、何かとても人間味あふれる人のようで、選挙のときの雰囲気とはずいぶん違う印象を持ちました。
目次は以下の通りです。
第1章 参議院議員選挙でくだされた審判――懲りない面々の懲りない「国民との約束」(笑)――
第2章 民主党→民進党でも中身はダメなまま――国のためになら死ねるという覚悟はないの(笑)?――
第3章 民進党よ、なんでも反対では未来がない!――YouTubeで「我が伯父」の演説を見てね(笑)――
第4章 民進党のだらしなさに救われた自民党――アメリカの属国のままでは幸せは訪れない、かも(笑)――
第5章 民進党に日本を変えるヒント教えます――アベノミクスはグローバル化大好き(笑)――
オーツはどうにも民進党が好きになれませんが、そんな人間がこの本を読むと、随所で相づちを打ちながら「同感!」と言いつつ読んでいくことになります。
民進党の現状をうまくまとめている良書だと思います。しかもやさしく書いてあります。
参考記事:
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3150.html