2016年12月18日

ソフト指し(将棋用語)

 オーツは日経新聞で見かけました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H9R_Q6A021C1CC1000/
(2016/10/21 1:35)
 「ソフト指し」という言い方があるのだそうです。「コンピューターの将棋ソフトが選ぶ次の一手をカンニングして対局を有利に進める」ことという意味です。
 最近は、将棋ソフトが強くなり、プロ棋士と同程度のレベルに達しているので、それをアマチュアが使えば、一気に勝ち進むことができるというわけです。オンライン対局では、相手がこっそりとソフトの指し手を調べているかどうかなんてわかるはずもないので、こんなことが横行するのでしょう。
 それにしても、30万人超が登録するオンライン対局サイト「将棋倶楽部24」で、すでに千人以上が除名処分になっているというから驚きです。
 ソフト指しを認定するのには、ソフトとユーザーの指し手の「一致率」だそうですが、このあたり、どの程度確実に判断できるのか、微妙な感じです。また、ソフト指しをしている人を除名したとしても、次々と新しいユーザーがソフト指しで参入してくるに違いありません。いくらたたいても次々と参入してくるということだと、まさにいたちごっこの様相を呈するでしょう。
 こうして、強力なソフトが登場することで将棋界がつぶれていくのかもしれません。
 ちょっとした計算をするのにも、現代では電卓を使うのが普通です。場合によってはケータイやスマホ、パソコンを使うかもしれませんが、原理は同じです。
 日本の伝統的な計算道具であったそろばんは、日常の計算道具としては見事に消えてしまいました。いや、そろばん全体がそうだというのはまだ早いかもしれません。街にはそろばんの塾がありますし、全珠連などという組織は残っていますし、検定試験や競技大会も行われているようですが、昔を知っている人間から見れば、昔ほどの勢いはないように思います。
 それは当然ですし、時代の流れといっていいでしょう。
 将棋もそろばんと同じ運命にあるように感じています。
posted by オーツ at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする