2016年12月12日

百田尚樹(2016.2)『カエルの楽園』新潮社

 オーツが読んだ本です。
 カエルが主人公の寓話です。ナパージュというツチガエルの国の話ですが、これは NAPAJ のことであり、日本のことを指し示しています。そこは、三戒という方針(ナパージュの国是のようなものです)が徹底されています。ちょうど憲法第9条のようなものです。ナパージュは平和の楽園として描かれています。
 そんな中、ウシガエル(中国のことを暗示しているようです)がだんだんナパージュに進出してきます。ナパージュの国は大騒ぎになります。
 しかし、オーツは、こういう本をあまりおもしろいと思いませんでした。完全にフィクションですから、こうなったというストーリーを聞いても、「ああそうですか」という程度の感慨があるだけです。
 オーツは元々フィクションをほとんど読みません。高校生のころは文庫本で小説などを読んでいたのですが、その後はどうにも読む気が起こりませんでした。
 この本は、完全に寓話であり、カエルが話をするわけです。それだけで読む気をなくしそうです。さらに、ストーリー展開がおもしろくありません。日本だったら、政府やマスコミが大騒ぎするところですが、それを別の登場人物に語らせています。しかし、通り一遍的であり、常識的な展開です。ハラハラするわけでもなく、淡々と話が進みます。
 Amazon のコメントなどを読むと、とても高い評価と低い評価が入り交じっています。全般に高い評価が多いようですが、なぜ高く評価するのか、オーツには理解できませんでした。
 3時間くらいで読み終わりましたが、他に読むものを持っていればそちらに移ったことでしょう。


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posted by オーツ at 05:47| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする