2016年10月23日

医薬分業にはなっていない

 最近は、医者にかかっても、窓口で薬をくれず、処方箋だけ出されることが増えました。その処方箋を持って、薬局に行き、そこで指定された薬を購入することになります。
 医薬分業ということで、趣旨はもっともです。
 しかし、医薬分業が本当に成り立っているかというと、そうでもないようです。
 先日、風邪がひどくて耳鼻科の医者に行ったときのことです。3種類の薬が処方されました。その医者のすぐそばにあるA薬局で購入すれば、簡単に済んだことでしょう。しかし、オーツは「おくすり手帳」(薬を購入するたびに詳細を記入する記録簿)を自宅に忘れてきたこともあって、A薬局に行かず、自宅に戻って「おくすり手帳」を持って、薬局に行くことになりました。すると、耳鼻科の医者の近くのA薬局に行くよりも、何回も通っている病院のそばのB薬局の方が近いということになります。そこでB薬局に処方箋を持参しました。
 薬剤師に処方箋を渡すと、しばらくして、こんなことをいわれました。ことばは正確ではありません。
 「3種類の薬が処方されているが、3種類の薬がそろわない。1種類は在庫があるが、もう1種類は飲み方が少し違う薬になる。こちらでもいいかどうか、医師に確認するので、少し待ってほしい。また、もう1種類は、在庫がないので、注文し、入荷してからゆうパックで自宅あてに送ることにするが、それでいいか。近隣の(徒歩で行ける)薬局で在庫があるところもあるだろうから、こちらで調べてその情報を提供するので、そちらで今日購入することもできるが、どうするか」
 オーツは、医者のそばのA薬局ならば、在庫があるだろうと思いました。
 しかし、せっかくB薬局に来たのは、できたら自分の飲む薬を「いつもの薬局」で購入することを通じて、利用する薬局を1箇所に限定したいということもありました。さまざまな薬が処方されるときに、薬局を一つにしておくことで、飲み合わせてはいけない薬が処方されたとき、薬局で気がつくこともあるだろうとも考えました。
 そんなことで、「薬は自宅に郵送」を依頼し、3種類の薬の金額を支払いました。

 こういうできごとを通じて、オーツは以下のような感想を持ちました。
 それぞれの薬局は、そばにある病院や診療所に深く結びついていて、それぞれの医者は、近くの薬局に置いてある薬の中から選んで患者に処方しています。それは、医者にしてみれば、確実に患者が入手できる薬を処方していることになり、薬局にしてみれば、無駄な在庫を持たずに済みます。患者にしてみれば、いつもさっと薬が買えるので、それはそれで便利です。
 しかし、こういう事態は、本来の医薬分業の理念が達成されていることにはなりません。処方箋はどこの薬局でも有効です。薬局の壁にそういう張り紙もあるくらいです。だから、遠方の(たとえば旅先の)医者にかかったときでも、指定された薬を自宅付近の薬局で購入することができます。また、そうすることによって、上述の医薬分業の理想も達成されることでしょう。
 現実は違うようです。それぞれの医者の近くの薬局でないと、薬がさっと揃うことにはならないようです。
 オーツが思うに、医薬分業はタテマエだけで、日本では実際に成り立っていないと思います。
 以前にも、同じ趣旨のブログ記事を書いたことがあります。
2010.2.26 http://o-tsu.seesaa.net/article/142169216.html
そこでは、違う根拠に基づいて、医薬分業にはなっていないことを述べました。
 これが今の日本の薬局の実態ということです。

 そういえば、薬を自宅に郵送してもらった場合、20:00-21:00 にしてもらったのですが、その時刻に確実に自宅にいることがむずかしい場合もあって、入手が遅れることもあります。せっかくの薬なのに、そういうことでは効果が小さくなります。
 結論として、やはり、薬は医者の近くの薬局で購入するのがよさそうです。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする