オーツの自宅にある風呂は20年近く前のものなので、かなり古い部類に入ります。しかし、それなりに便利なので、ずっとそのまま使っています。
風呂には「ふろ自動」スイッチがあります。これをオンにすると、ガス湯沸かし器が適温までわかしてくれます。お湯の量も適量になります。サーモスタットで制御されているので、ちょっと温度が下がると自動的に湯沸かし器が動作して湯温を上げてくれます。前の人が風呂から出て時間が経って、湯船のお湯がかなり冷めてしまった場合も、「ふろ自動」スイッチを押すだけで、普通に風呂に入れます。
風呂の湯温の設定は、夏は低めに、冬は高めに、手動で切り替えています。
さて、こんな風呂ですが、スイッチ類のところに「追いだき」というスイッチもあります。これを押すと、一定時間湯沸かし器が動作して、湯温を何度か上げてくれます。湯温がかなり低いと、「追いだき」スイッチを押しても十分に温まりませんから、「ふろ自動」スイッチはしょっちゅう使うものの、「追いだき」スイッチを使うことはありませんでした。
しかし、最近、これがとてもありがたい機能であることがわかってきました。
冬場は、手足が冷たくなります。その状態で湯船に浸かると、湯量を感知してか、湯温を感知してか、知りませんが、すぐに湯沸かし器が動作し始めて、温かいお湯が給湯口から出てきます。そして適当なタイミングで湯沸かし器が止まります。サーモスタットが働いているというのは、こういうことです。
湯船に浸かってしばらくすると、手足が温まってきます。すると、先ほどまで快適に感じていた湯温が、ややぬるく感じられるのです。そんなとき「追いだき」スイッチを押すと、湯温が少し上がるので、快適になります。
はじめから湯温を高めに設定していると、最初に湯船に入るとき、お湯の熱さを感じて、手足がぴりぴりします。つまり、入り始めは普通にしておいて、その後少し湯温を上げるようにするといいのです。これには「追いだき」機能がまさにぴったりです。
今の風呂を使うようになってずっと「追いだき」スイッチは使わずに暮らしてきました。「追いだき」を使うようになったのは今シーズンからです。
日常生活でも「新発見」(気づき)はあるものですねえ。