2015年10月17日

角岡伸彦・西岡研介・家鋪渡他(2015.2)『百田尚樹『殉愛』の真実』宝島社

 オーツが読んだ本です。
 簡単に言えば、百田尚樹(2014.11)『殉愛』幻冬舎 の記述を否定する本です。
 両者で、立場が全然食い違っており、訴訟にまで発展しているようです。しかし、この本を読むと、角岡伸彦・西岡研介・家鋪渡他(2015.2)『百田尚樹『殉愛』の真実』宝島社 の記述のほうが妥当なように思えます。百田尚樹氏は、「ノンフィクション」といいながら、事実と全然違った話を書いてしまったように思えます。
 問題は、そういう百田氏の主張に同調する言論がまかり通っていることです。百田氏が週刊誌の連載などを抱えているので、そういう週刊誌を刊行している出版社は百田氏に批判的な言動は取れないということのようです。テレビ業界も同様で、「やしきたかじん」という冠が付いた番組がそれなりの視聴率をとっている現状では、名前の権利を持っている妻(未亡人)の意向に逆らえないという話です。オーツとしては、むしろ、こちらのほうが闇だと思いました。
 両者の立場の違いは、裁判の過程で明らかになるでしょうし、話もいつかは決着するので、それまで推移を見守ればいいのですが、出版界、テレビ界の闇のほうはいつまで経っても晴れません。憂鬱な話です。

 ところで、百田尚樹(2014.11)『殉愛』幻冬舎 の amazon のカスタマーレビューがすごいです。1,195 件です。こんな数は見たことがありません。
 角岡伸彦・西岡研介・家鋪渡他(2015.2)『百田尚樹『殉愛』の真実』宝島社 のほうの amazon のカスタマーレビューは、548 件で、これもすごい話です。
 件数もさることながら、両者のカスタマーレビューのいくつかを読んでみると、非常におもしろいものでした。インターネットの集合知の力を感じます。
 世間は、こんな話で盛り上がっていたのですね。オーツは知りませんでした。


posted by オーツ at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする