2015年05月22日

西村幸祐(2015.4)『21世紀の「脱亜論」』(祥伝社新書)祥伝社

 オーツが読んだ本です。「中国・韓国との訣別」という副題が付いています。
 日本がこれから中国・韓国とどのようにしていくべきかについて述べた本です。結論は「脱亜論」です。つまり、中国や韓国は(北朝鮮も含めてですが)放っておき、それ以外のアジア諸国と日本の連携を深めていくという考え方です。
 日本の立場から戦後の中国・韓国との関係を振り返ってみれば、何ともおかしな話になっているわけです。なぜこうなったのか、これからどうするかは日本にとって重大な問題です。
 著者は、p.105 で、反日国家・韓国に関して、日本と「共依存」の関係にあると喝破しています。この見方はおもしろかったです。「共依存」とは、元々アルコール依存症の治療現場で使われていたことばだそうですが、アルコール依存症の夫は妻に多くの迷惑をかけています。しかし、同時に妻は夫の介護などに自分の存在価値を見いだすというわけです。だから、患者の自立する機会を阻害したりします。夫が完全に治ってしまうと妻も困るというわけです。夫が韓国で、妻が日本に該当するという話です。では、どう脱却したらいいかといえば、原因となる被共依存者から距離を置きながら介護などをすることが大事だということです。日本は韓国と距離を置きながら接するということになります。親身になって面倒を見ることがいいことだとは限りません。あえて突き放す場合もあるということです。
 韓国の歴史認識はおかしなことが多すぎるわけですが、そういう国とは距離を置くのがいいのかもしれません。関わっているとますますおかしなことになってきそうです。
 p.111 では、韓国は華夷秩序に戻りたいのだとしています。華夷秩序とは、中国が世界の中心であり、周辺国家はその属国になっている状態です。もう少し簡単に言うと、韓国は日清戦争以前の状態に戻りたいということです。こういわれてみると、実に腑に落ちます。
 本書には、資料などが出てくるわけではなく、その意味でオーツが好きなタイプの本ではないのですが、ものの見方としてハッとさせるような意見が出てきます。ここがおもしろいところでしょう。
 まあ、脱亜論を唱えても、隣国がなんだかんだと干渉してくる(たとえば第三国に対する告げ口外交をする)ので、単に放っておくだけでは、日本の利益にならず、断固とした態度を示すことも必要なことだろうと思います。
 なお、このような対応は、あくまで国家レベルの話に過ぎないのであって、個人レベルではオーツと親しい韓国人もたくさんいるし、さまざまな形で関わっていたいと思う場合も多々あります。そういう話と国家レベルの話は分けて考えるべきだろうと思います。


posted by オーツ at 03:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする