2015年05月20日

蔭山洋介(2015.1)『スピーチライター』(角川oneテーマ21)角川書店

 オーツが読んだ本です。「言葉で世界を変える仕事」という副題が付いています。
 スピーチライターについて、その全般像を描いた本です。
 どんな人がスピーチライターを使うかといえば、政治家と経営者ということになりそうです。本書でも、この2種類のクライアントが出てきます。
 第4章「スピーチライティングの実際」と第5章「スピーチライターとして活躍するために」は、かなり実務的な面からスピーチライターの仕事を記述しており、ややおもしろみに欠けるように思いました。
 本書の前半は、スピーチライターの具体例などが述べられ、どのように政治家や経営者がスピーチをしているのかがわかるようになっており、このあたりがおもしろいと思いました。
 各企業の広報部あたりにはきわめて有能なスピーチライターが配属されていることでしょう。総理大臣の場合は、内閣広報室審議官あたりにスピーチライターがいるようです。
 日本社会が、農村的仲間社会から離れて、つながりの薄れた都市的社会へと変わっていくにつれ、スピーチライターはますます必要とされそうです。日本は、だんだんスピーチライターが活躍するようになっていくのです。この方面はこれからさらに脚光を浴びることでしょう。
 一見、裏方的な仕事ですが、とても重要な仕事だと思います。
 そういうスピーチライターに脚光を浴びさせた点で、本書の出版は意味のあるものでした。
 ま、スピーチライターになろうとしてなれるものではないと思いますが。


posted by オーツ at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする