2015年01月20日

老健わたり

 オーツは朝日新聞の記事で知りました。
http://digital.asahi.com/articles/ASH1H6GFQH1HULFA02R.html
 「老健わたり」というのがあるそうです。老健、つまり介護老人保健施設を渡り歩く老人たちのことです。
 高齢になって、病気や障害を抱えるようになると、積極的な治療のために病院にいるか(つまり入院ですが)、積極的治療ができないならば、老健で時間をかけて介護やリハビリを受け、在宅への復帰を目指すかということになります。
 しかし、在宅を目指す場合でも、介護が必要であれば、自宅に住むことさえなかなかむずかしいことになります。家族に頼れなくなれば、すぐに生命の危険と隣り合わせになってしまいますし、家族に頼るとなれば、頼られる家族が大変です。高齢者ともなれば、リハビリを受けたからといって十分に元の状態に戻れるというものでもないでしょう。
 その結果、老健から老健へと高齢者のわたりが発生するというわけです。
 その原因は、特養(特別養護老人ホーム)が少ないこと、有料老人ホームの費用が高いことなどがあるでしょう。さらにその遠因を考えれば、一方では、日本が高齢化していくことがわかっていたのに、それにきちんと対応することをしてこなかった政治の問題であるとともに、また一方では、個人で老後に備えてこなかった高齢者自身の問題ということも言えるように思います。まあ、誰もが、老後にどんな状態になっても安心して生きていけるだけの準備を働いている間にしておくことはむずかしいとは思いますが……。
 ともあれ、現実に高齢者の行き場がなくて困っているわけです。老健わたりなんてことばは、一刻も早くなくなってほしいものです。
 あ、近未来ではオーツも老健わたりなどをすることになるのでしょうか。他人の問題ではなく、自分の問題なのですね。
 オーツの場合、年金がそれなりにもらえれば、何とかなるように思いますが、死ぬまで本当に年金をもらい続けることができるのか、わかりません。少子高齢化がどんどん進む日本で、今のような年金制度が維持できるはずはないわけですし、……。
posted by オーツ at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする