2013年12月05日

フードデザート

http://www18.atwiki.jp/food_deserts/
にあるように、フードデザートというのは、社会・経済環境の急速な変化の中で生じた生鮮食料品供給体制の崩壊と、それに伴う社会的弱者層の健康被害だそうです。
 日本でも、地方を見ていると感じます。郊外に大規模ショッピングモールができて、駅前商店街が衰退し、都市の中心部に住む人たちが生鮮食料品を買えなくなって、いわば「買い物難民」になってしまうというわけです。あたかも砂漠に住んでいるかのようだということで「フードデザート」と呼ぶのでしょう。
 まあ、しかし、そういう社会環境の変化は、ある意味でしかたがないという側面を持ちます。だんだん社会は変化していくし、それを押しとどめることはムダな努力なのかもしれません。
 郊外型ショッピングモールには、もう一つ、あまり目立ちませんが、非常に深刻な問題があります。一度作ったショッピングモールが撤退したら、どうなるのだろうということです。駅前商店街などは(ショッピングモールの営業期間にもよりますが、かなり長期間ともなれば)すでに壊滅しているでしょう。もう、誰もがショッピングモールに頼るようになってしまいます。そんな段階で「撤退」ということもあり得るのです。駅前商店街が壊滅しているくらいだから、郊外型ショッピングモールに買い物に行く人がそれなりの数いるはずで、そんな中で「撤退」という判断はあり得ないと考える人もいるでしょう。しかし、企業の論理は必ずしも個人と同じ考え方をしているとは限りません。何らかの理由で撤退するという選択肢も十分あり得ます。たとえば、付近の住民が高齢化して売り上げが落ちてきて赤字が継続するようになったとかいうことです。
 いざ、そうなれば、フードデザート問題はいよいよ大問題に発展します。
 買物弱者が大量発生します。いまさら駅前商店街が復活するとは思えません。別の資本が新たなショッピングモールを作ってくれるのでしょうか。それまで「待てる」でしょうか。

 オーツが以前山形県三川町に行ったときに、イオンのショッピングモールに立ち寄ったことを思い出しました。
2010.8.13 http://o-tsu.seesaa.net/article/159285451.html
 あそこが撤退したら、三川町(あるいはその周辺)の住民の生活はどうなってしまうのでしょうか。余計な心配でしょうか。
posted by オーツ at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする