2013年04月22日

東京交響楽団第609回定期演奏会

 オーツは、4月20日にサントリーホールで行われた東京交響楽団の第609回定期演奏会
http://tokyosymphony.jp/pc/concerts/detail?p_id=vPvAzM2xIsQ%3D
に行ってきました。
 コンサートに出掛けるのは久しぶりです。
2012.1.17 http://o-tsu.seesaa.net/article/246430960.html
1年以上間隔があいてしまいました。最近は忙しくて、音楽を聴くのはクルマの中だけといった感じです。たまにはコンサートホールで聴くのもいいものです。
 演奏された曲目は、モーツァルトのミサ曲 ハ長調 K.317「戴冠ミサ」と、同じくモーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626〈バイヤー版〉でした。
 オーツの席は1階の3列13番でした。指揮者に向かって左側でステージのすぐそばです。こういう席では、楽器の音が生々しく聞こえます。それはいいのですが、今回のように合唱が付く場合、残響が響く形になったほうが雰囲気が出ていいと思うのですが、そうはなりません。コーラスの声も耳に直接飛び込んでくる感じになります。オーツの感覚ではちょっと前過ぎる感じです。
 こういうミサ曲を教会などの残響が多いところで聴いたらどんな感じになるのでしょうか。一度は聴いてみたいものです。コンサートホールの後ろのほうで聞いた場合と似た響きになるのでしょうかね。
 指揮者はユベール・スダーンでしたが、ステージ上にはお立ち台がありませんでした。まあモーツァルトですから、オーケストラがあまり大編成ではなく、お立ち台はいらないといえばいらないわけです。それに、指揮棒も使っていませんでした。多くの指揮者のスタイルとは違っていて、新鮮な感じがしました。
 2曲とも4人の独唱者が付きました。ソプラノのサビーナ・フォン・ヴァルターさんは、体格が大きく、声量があってとてもいい響きを出していました。テノールは福井敬さんでしたが、他の3人(外国人)に比べて背が小さく、少し声量が小さめかと思いました。もちろん、それをカバーするように、演奏の技量は大したものなのですが。声楽には体格が大きく影響するように思えました。4人はステージに向かって左側の奥に位置していました。ベートーベンの第9などでは独唱者が中央(指揮者のそば)に位置することが多いのですが、ちょっと引っ込んだ形ということでしょう。ミサ曲ということもあって、女声2人とも黒を基調とした衣装でした。
 合唱は、東響コーラスというアマチュアの合唱団が勤めました。ステージに並んだ形では、ソプラノのパートの人数がちょっと多いようでした。オーツの席からもソプラノの人たちの顔がよく見えました。顔が見えるということは、その人たちの声が直接耳に入ってくるということです。他のパートよりも強調されてしまうことになります。(ま、ソプラノが主旋律を演奏することが多いので、それでちょうどいいのかもしれません。)全体にとてもよく響く声でした。
 コンサートは、前半30分、休憩20分、後半50分という時間配分でした。
 後半のレクイエムのほうでは「Rex Tremendae」を合唱団が歌うとき、「レクス」を短く歌ったのが印象的でした。「e」を短母音でポンと歌うわけです。王に対する呼びかけなので、そういう歌い方もあるのでしょう。オーツが持っている CD にしても、それ以外で聴いたときも、ここは「レーーークス」と長母音化して歌うのが一般的なように思います。会場にコーラスを響き渡らせるためには長く歌うほうがいいということです。解釈もからむので、何ともいえませんが、オーツは長母音化するほうが好みです。
 充実した2曲に加えて、アンコールとしてモーツァルトのアベ・ベルム・コルプスが演奏され、コンサートが終わりました。オーケストラが引き上げた後に、合唱団がステージから降りましたが、合唱団が移動を始めたときに会場から拍手がわきました。合唱付きのコンサートではよくあることですが、確かによく響く合唱団で、アマチュアとはいえ、なかなか立派な演奏でした。ラテン語の歌詞を全曲暗譜で歌うのですから、なかなか大変だったでしょう。
 豊かな時間を過ごせました。
posted by オーツ at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする