オーツは勤務先まで電車に乗り、さらに歩いていったので、早めに家を出て、十分注意してゆっくり歩いていきました。ザクザクという音が気持ちよかったです。
しかし、勤務先の門のところですってんころり、見事に転んでしまいました。まだあまり人がいない時間帯でした。おしりをつくとともに、手を地面についたので、手のひらが少し赤くなりましたが、特に怪我はしませんでした。ちょっとかっこ悪かっただけです。
門のそばに守衛所があるので、オーツは守衛さんに歩道が滑りやすい旨を言いました。すると、何と、お湯を沸かして、それを歩道に流して雪が凍ったところを溶かしていたとのことです。ホントにご苦労様でした。
なるほど、こんなことをして歩行者の安全を確保しているのですね。
普段は気がつかないところでいろいろな仕事が行われていたわけです。オーツは、転んで初めてそんなことをしていたのかとわかりました。
お昼を食べに外に出たときは、雪はもうかなり解けていましたが、日陰などでは凍ったままでした。
緩やかな坂道で、FRのワンボックスカーが坂道を登ろうとして、後輪が空回りするのを見ました。
対向車は、坂道を下る形になるので、非常にゆっくり走っていました。
日差しがあって、快適でしたが、ときおり、木の枝や電線からしずくが落ちてくるのには閉口しました。落ちてくるタイミングも場所も、予測がつかないのですね。
雪国に住んでいる人から見れば、どうということはないのでしょうが、……。
ラベル:雪