http://world.nta.co.jp/nta_world/tour?TOUR_CODE=10160960
というものでした。
今日からしばらくはこの旅行での経験などを書いておくことにしましょう。
日暮里から成田空港までは京成のスカイライナーにしました。日暮里発 6:35で、成田空港着7:15 ですから、買い込んだ朝ご飯などを車内で食べていると、あっという間の到着でした。昔と違って、成田アクセス線を走るので、速くなったようです。
http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/skyliner.html
スカイライナーの車内の案内用テレビ画面の表示も、アナウンスも、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語対応でした。ちょっと不思議だったのは車内アナウンスで、同じ人が4カ国語を担当しているようでした。なまりからして日本人でした。だとすれば、かなり外国語が堪能な人ということになります。
成田空港では、チェコのコルナなど3種類の通貨に両替をしました。レートは1円が 5.25 コルナでした。ネットで調べると、現在のレートは1円が 4.6 コルナだそうですから、14% ほどの手数料がかかっています。これでは、往復両替すると、0.86×0.86=0.74 になってしまう計算です。添乗員によれば、現地で両替するより成田空港がお得とのことでしたが、本当にそうでしょうか。現地の ATM からクレジットカードを使って現地通貨をキャッシングするのがレートが一番いいようですが、今回の旅行は、各都市2日ずつの滞在ですし、団体旅行ですから、ATM を探してお金をおろす操作がやりにくくなっています。どうせあまり高額な両替をするわけでもないので、成田空港で両替をすることにしました。
ちなみに、ユーロは、1ユーロ 113.3 円でしたので、手数料はかなり安いことになります。
成田空港では、オーツは現地で飲むために、いつも免税品店で日本酒を買うのですが、今回は、添乗員からの案内で、免税品店で酒類を買ってもフランクフルトで没収されるとのこと。なぜだろうと思いましたが、あとで係りの人に聞いてわかりました。今回のフライトでは乗り継ぎがあるのですね。フランクフルトからプラハに移動するわけです。そのとき飛行機に再度乗るので、没収されてしまうのです。オーツは乗り継ぎがあることをすっかり忘れていました。せっかくおつまみなどを買って荷物に入れたのに、活かされないことになってしまいました。しかたがないですが。
ルフトハンザ航空では、ドイツ語のアナウンスがメインで、英語や日本語もサービスされます。緊急時の安全ビデオは、ドイツ語版で流され、次に同内容が日本語音声・英語字幕で流されました。
オーツが乗った A380-800 は、新しい飛行機で、設備が快適です。
機内の前方スクリーンおよび個人ごとの座席の背中にあるディスプレイでは、地上の航空写真を上から見たものや、鳥瞰したものを映し、それに機体の画像を付け加えてリアルに見せてくれます。Niceview というシステムです。まるでこの飛行機の周りをもう1機の飛行機が飛んでいて、そこから動画を撮影したかのようです。飛行機をぐるりと回りながら、機体と地上の写真が合成され、スクリーンに表示されるわけです。現実には雲があって地上の景色がよく見えないことも多いのですが、この方法ならば、雲はまったくありません。さらに、地球上のフランクフルトと東京を立体的に(まるで地球儀を見ているように)示し、それに飛行ルートを重ねて示します。それ以外にも、様々な縮尺の地図をダイナミックに示したりするので、眺めていて飽きません。コックピットから外を見たような合成映像もみることができます。もちろん、高度、速度、現地到着までの時間、外気温などもリアルタイムに更新されます。尾翼の上部から機体の大部分と前方の景色を映し出すカメラもセットされていて、それもタッチスクリーンで選択して見ることができます。再新鋭の飛行機はこんなサービスがあるのですね。進歩に驚きました。
成田空港を飛び立ったら、太平洋に向かうこと、1回転して宇都宮の方向に行くこと、さらに日本国内を山形から北海道の方向に北上していくことなど、今まで全く知りませんでしたが、Niceview で知りました。とてもおもしろかったです。
各座席に付いているディスプレイでは、ゲームや映画なども楽しめるようになっています。機内設備としては、オーディオ・ビデオも充実していました。最近の飛行機はこんななんですかねえ。
映画・ドラマ・音楽など、ディスプレイをタッチして選ぶことができます。映画は言語が英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、日本語などから選べます。オーツはマイティ・ソーとソース・コードを楽しみました。日本語吹き替えです。映画2本分を見ても、まだまだ時間が余ります。成田からフランクフルトまでは12時間もかかるのです。ボリュームを調整すると、けっこう日本語が聞き取れました。(本当は日本語字幕で英語音声の方が好きですが。)
音楽は30チャンネルもあり、クラシックだけでも4チャンネルありました。けっこうでした。
それらのチャンネルの内容紹介は、モニター画面に表示されます。言語が選べるので、日本語にしておくと、かなり日本語になります。(全部が日本語で表示されるわけではありません。)
ブラームスのハンガリー舞曲が流れていましたが、ディスプレイの曲名をみると「Brahms: Ungarischer Tanz Nr.5」と書いてあり、「Hungarischer」の誤記かと思いましたが、その後、しばらくしてドイツ語の案内が流れてきて「ウンガリッシャータンツ」と言っていましたから、誤記ではないのですね。ドイツ語では「H」がないことを初めて知りました。
水平飛行に移ってから、機内食のメニューが配られました。
昼食がサービスされる前に、飲み物が配られます。メニューをみると、ビールやワインがありました。
オーツは、「ヴァイスヴァイン ウント ドイチェスビエール ビッテ」ということで、両方をもらいました。こちらがドイツ語を使うと、キャビンアテンダントがドイツ語で質問してきて、ちょっと困りました。実はオーツはドイツ語がそんなにできないのです。ちょっとしたおつまみと白ワインとビールということで、ほろ酔い気分になりました。
昼食は、前菜(スモークサーモン、マスタードポテトサラダ)、主菜は@牛肉の柳川丼、ほうれん草、人参、あるいはA鶏胸肉のミラノ風スパゲティ、トマトソースです。オーツは@を選びました。デザートとして果物が付きます。もちろんパンとバターも付いてきます。
昼食が出てきたときは、さらに飲み物のサービスがあったので、ビールをあと1缶飲み、十分な気分になりました。
妻は、食後には毛布をかぶって眠っていましたが、オーツは毛布なしでも普通に眠れました。アルコールの力はすごいものです。しばらくして目が覚めてからは、ポメラでブログ記事を書いたり、本を読んだりしていました。
昼食の数時間後には軽食が出ました。ちょっとおなかが空いた感じだったので、ありがたかったです。キャビンアテンダントがおにぎりかケーキかというので、オーツはケーキ(それとアップルジュース)にしましたが、妻がおにぎり(それと緑茶)にしたので、結局、二人で両方を分けあって食べることにしました。それぞれ本格的な味でおいしかったです。
夕食は主菜が@鶏肉の照り焼き、椎茸煮、あるいはAハーブ入りラヴィオリです。デザートとしてガナッシュケーキ、ラズベリーソースが付きます。
オーツは@を選びました。
ラヴィオリというのが何なのか、よくわかりませんでしたが、持参した電子辞書を調べて納得しました。その結果、ラヴィオリよりは鶏肉の照り焼きがいいと思ったわけです。
妻はラヴィオリがいいということで、そちらにしたのですが、食べている途中で「味が濃い」といって食べるのをやめましたので、その分もオーツが食べることになり、結局、両方を食べました。オーツはどちらもおいしいように思いました。
フランクフルトまでは12時間ほどでしたが、実に快適なフライトでした。