オーツが見た映画です。
1977 年に作られたものですが、1997 年に「特別編」としてリニューアルされ、いくつかのシーンが追加されたりしました。先日の NHK BS Hi で放映されたのは、この特別編でした。そもそもタイトルからして「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」というのは最近のもので、もともとは「スター・ウォーズ」だけでした。(しかし、NHK の番組表では製作年が 1977 年となっていました。)
はじめて映画館のスクリーンで見たときの衝撃を思い出します。
最初のシーンで、ブロッケード・ランナーを追いかけていく帝国軍の戦艦の大きさは、何とも度肝を抜かれました。つかみとしては、これ以上のものはないでしょう。しかも、この戦艦が小さく見えてしまうようなデス・スターの巨大さ。なかなかよく描けています。
とはいえ、例によってツッコミどころ満載の映画です。遠くにある救命艇の中に生命反応があるかどうかわかるという設定なのに、デス・スターにとらえられ、内部に収納された宇宙船の床下(薄い板1枚で区切られています)に隠れている3人+1匹を検知できないなんてあり得ません。
このシリーズ全体に当てはまるのですが、宇宙空間における宇宙船の重力描写は奇妙すぎます。宇宙船の中では、普通に重力があるような動きをしています。しかし、宇宙船外では、無重力のようです。では、デス・スターに宇宙船が入っていくシーンは? 無重力状態から重力のある状態までどういうタイミングで変わっていくのでしょうか。映画を見てもよくわかりません。
宇宙船の中では、爆発などがあるので、普通に空気が満たされている(少なくとも酸素が存在する)ようですが、宇宙空間にはもちろん空気は存在しません。その両方を行き来するとき、両者をきちんと区切っておかないと、宇宙船内の空気が外に逃げ出してしまうように思いますが、このあたりもいいかげんな描写です。
ま、こんなことはうるさく言わずにお話を楽しむべきなのでしょうね。
キャリー・フィッシャー(当時21歳)はとても若くて華やかな感じで、王女役にはピッタリです。