2010年06月09日

佐々木俊尚(2010.1)『ネットがあれば履歴書はいらない』(宝島社新書)宝島社

 オーツが読んだ本です。「ウェブ時代のセルフブランディング術」という副題が付いています。
 本の中身は、副題の方がよく表しています。それをキャッチーなタイトルにしたのは編集者でしょうか。
 内容をひとことでいうと、今の時代はネット時代であり、ブログやツイッターで何かと情報発信するべきだということです。何か発信していると、他人が検索エンジン経由で、その人のことを調べて、いろいろわかります。そうやって、自分のことを(名前をブランドにして)他人にわかってもらうのが「セルフブランディング」というわけです。
 特に、転職を考えているような人に有効な方法を説いています。
 新卒者でも同様だということですが、新卒予定者がブログかツイッターでいろいろ情報発信ですか。何を書くのでしょうか。まあそれがわかる人が就職できそうですが。
 p.200- では実名か、ペンネームかという永遠の問題を論じています。ネットでペンネームが一般化してしまうと、実名主義の人が実名で書いても、それはペンネームとみなされてしまいます。現状はそうなっています。なりすましの問題もここから出てきます。だれでも「菅直人」になれるのですね。最近のニュースでは、複数のなりすましツイッターが登場したとのことです。
 p.216 では、ブログは講演会場、ツイッターはパーティ形式の立食会だという比喩が出てきます。本質をとらえているような発言です。だとすると、オーツはブログの方がお気に入りです。140字ではほとんどまともな話はできないものと思います。

 本書を読んで、オーツが一番気になったことは、佐々木氏がエゴサーチを「人の名前を検索エンジンで調べて、インターネット上でどう知られているのかを調べる」(p.220)意味だとしている点です。エゴサーチについては、オーツもブログに書いたことがありますが、
2008.10.25 http://o-tsu.seesaa.net/article/108571302.html
自分の名前を調べるという意味です。他人の名前を調べるのはエゴサーチではありません。エゴとはラテン語で自分自身というくらいの意味です。それを知っていれば、「人の名前を〜」という誤解はしないと思います。
 他人の名前を検索するのは一般的な「検索」であって、エゴサーチなどとはいいません。


posted by オーツ at 04:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする