2010年05月14日

鳥(1963)

 オーツが見た映画です。ヒッチコック監督の有名な作品です。
 以前にも見たのですが、細かいところは忘れてしまいました。
 最近見てみると、なかなかおもしろいものでした。
 まず、主演のティッピ・ヘドレン(当時33歳)が美人で、見応えがあります。ちょっとつけまつげが目立ちすぎる感がありますが、いかにも上流階級のお嬢様風の風情で、それなりの考え方をし、行動に移します。
 たくさんの鳥が人間を襲うシーンがストーリーの中心になりますが、それにしても変なところがいくつかあります。
 まず、小学校のシーンです。外に鳥(カラス)がたくさん集まっていて、おかしなことになっているとき、主人公が小学校の教室に入っていって、教師に警告するわけですが、そのとき、教師は「火災訓練開始」ということで子供たちを外に出して走らせます。これは変です。子供たちが走って逃げるからこそ鳥が襲うことになるわけです。ここは、静かに教室内にとどまり、1時間でも5時間でもじっとしているのが正解でしょう。必要なら、子供たちの親に電話して、クルマで迎えに来てもらうとかの対策を取るべきです。何もわざわざ危険の中に子供たちを投げ込むようなことをしてはいけません。
 次に、主人公のいる一軒家を鳥が襲うシーンですが、主人公が2階に上り、ドアを開けると、すでに屋根に穴を空けて侵入していた大量の鳥に襲われます。こんな場合、そもそも、ドアを開けること自体が変で、すきまからそっとのぞいて、中のようすを確認するにとどめるべきです。もしも、ドアを開けたとしても、自分自身が中に入ってはいけません。何のために入るのでしょう。さらには、鳥に襲われた主人公を、男性が助けますが、このとき、ドアを開けて主人公の女性を引き込むわけです。しかし、この段階で鳥が室内に大挙して侵入してきません。これまた変です。
 そんなわけで、状況的に「変」なところはいくつかありますが、それにしても、50年も前の時代にこんな映画を作ったとは、すごいことです。
 「鳥」よりもエイリアンや宇宙人による攻撃の方が、ずっと迫力がありそうにも思いますが、しかし、それはいかにも嘘っぽい感じになります。「鳥」は、普段身近にいるものだけに、一度刃向かってきたら、誰でも攻撃されてしまいそうで、恐い感じになります。

 余談ですが、ティッピ・ヘドレンの話す英語がとても聞き取りやすく、自分の英語力がアップしたかのような錯覚に陥ります。これまた上流階級の女性の話し方の典型のように感じました。(オーツの偏見かもしれませんが。)

posted by オーツ at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする