2010年03月02日

砂の器(1974)

 有名な映画です。松本清張原作です。
 オーツは、本を 1977 年ころに読んだように思いますが、そのときは、あまり印象に残りませんでした。
 最近、映画版を見て、こんなにすごいのかと改めて見直しました。
 推理小説の域を脱しています。人生の深い味わいが感じられます。
 フィクションですから、ありえないような設定(ある程度成長してからピアニストになれることなど)もあるのですが、それは無視できます。
 ともあれ、最後の 20 分は涙なしでは見られませんでした。
 単なる殺人事件の解決だけでなく、その裏にあるさまざまな人々の生き様に心を打たれます。
 30 年以上前の映画で、オーツにはややなつかしい側面もあるのですが、それはともかく、日本の映画でもこんなのがあるんだと改めて感じ入った次第です。
 もちろん、原作のすばらしさが一番大事ですが、映画ならではの良さも光りました。映画中に演奏されるピアノ協奏曲「宿命」も、それなりに映画の主題にピッタリで、とてもいいものです。
 久しぶりに(何年ぶりでしょうかねえ)日本映画を堪能しました。

ラベル:砂の器 松本清張
posted by オーツ at 04:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする