2009年09月09日

子安大輔(2009.5)『「お通し」はなぜ必ず出るのか』(新潮新書)新潮社

 オーツが読んだ本です。「ビジネスは飲食店に学べ」という副題が付いています。
 タイトルに引かれて読んでしまいましたが、中身は飲食店ビジネス全般を扱ったものです。
 ところで、タイトルになっている疑問点ですが、p.25 に解答が書いてあります。「席料(の代わり)だ」というだけです。何だか、当たり前すぎて、急にへこんでしまいました。
 本書は、個人で飲食店でもやってみようかと思っている人に対して、どんなことに気をつけるといいかを飲食店コンサルタントの立場から述べたものです。
 オーツは、飲食店を開業するつもりはありませんから、まあ読まなくてもよかった本です。
 飲食店は、ハタ目には儲かりそうでも、実際はなかなか大変な世界だということです。日本には膨大な数の飲食店がありますが、それだけに競争が激しく、そういう世界で生き残っていくだけでも大変なことです。
 おもしろかったのは第3章「「女性に人気のヘルシー店」は潰れる」と第11章「「個店の時代」が到来する」でした。
 前者は、一見儲かりそうな店でも、実は全然ダメだということですし、後者は、ケータイの普及などによって飲食店の選ばれ方が変わってきたという話です。今までの飲食店は、店の前を通りかかったときにふらりと入るのが多かったのですが、今は事前にネットで検索してお店を決めて、それをねらってやってくる人が多いのでしょう。
 この二つの章は、ますます変わりつつある飲食店業界を象徴しているように思いました。


posted by オーツ at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする