2009年04月26日

NHK語学テキストの発行部数

 オーツが日経新聞4月25日 NIKKEI PLUS 1 の s7面で見かけた記事です。
 編集委員・小林明の署名入りで、「裏読み WAVE」というコラムですが、NHK語学テキストの発行部数について、次のような数字が挙げられていました。

      2001 年 2008 年
韓国語    8万  22万
中国語   15万  15万
フランス語 14万   9万
イタリア語 11万   9万
ドイツ語   14万   7万
スペイン語 11万   7万
ロシア語   6万   3万

 出典は「日本放送出版協会によると」とだけあり、オーツには数字が確認できませんでした。どこかにはあるのでしょう。新聞記事ですから、いいかげんな数字ではないと思います。
 それにしても、とても興味深い数字です。
 2005 年以降の韓流ブームのすごさがわかります。中国語も健在です。一方、ヨーロッパ諸語は軒並み減少です。特に、昔の花形だったフランス・ドイツの急減ぶりは驚きです。今やヨーロッパ語からアジア語へ日本人の興味がシフトしてきていることを物語っています。
 この数字はオーツの直観にも合っています。最近の若い人はドイツ語もフランス語も知らないことが多いですから。
 ちょっとネットで調べてみると、
http://www17.plala.or.jp/kenjikanno/bagatelles.html
という記事があります。菅野賢治さんというフランス語の先生が書いたものです。
 そこには、次のような数字が書いてありました。

NHKテキストの発行部数
※ラジオ講座・テレビ講座のテキスト年間最高月の発行部数の合計(単位:万部)
      2001 2002 2003 2004
中国語    29  29  29  29
フランス語  28  24  24  24
ドイツ語    28  24  24  22
ハングル   16  17  17  27
スペイン語  22  22  22  19
イタリア語  21  23  23  22
ロシア語   12  12  10  10

 こちらは「年間最高月の発行部数」だそうです。(「合計」は、ラジオとテレビなどの複数の科目の合計でしょうか。)語学テキストは、4月が一番売れることが多いと思いますが、半年ごとに入門的な内容を開講する場合も多いので、言語によっては10月から増加なんてこともあるかもしれません。月が進むたびに発行部数は減っていくものでしょう。
 日経新聞の記事がどこから数字を取ってきたか、わかりませんが、菅野さんと共通する 2001 年を見ても、ずいぶん数字がずれています。数字というのはなかなかむずかしいものです。
 数字を示すときは、根拠(出典)とともにその数字の求め方をちゃんと書いておいてほしいと思います。

ラベル:NHK テキスト 語学
posted by オーツ at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする