2009年01月23日

ダイヤルMを廻せ!(1954)

 オーツが見た映画です。
 アルフレッド・ヒッチコック監督の作品です。
 50年以上前の古い映画で、当然ながら、現代の華々しいSFXはまったく使われていません。でも、非常におもしろく、またそのうち見たいと思ってしまいます。
 やっぱり、再度みたいと思う映画は、美人女優とストーリーで決まるのではないでしょうか。(こう思うのは、オーツが男だからでしょうか。)
 主要登場人物はほんの数人で、場面もほぼ自宅(犯罪現場)の中だけという設定ですが、思わず画面に集中してしまいます。
 妻が不倫していることを知った夫が第三者に頼んで妻を殺そうとします。完全犯罪を企てます。しかし、いざ実行段階になって、襲われた妻が逆にその犯罪者を殺してしまいます。そこからがサスペンスの始まりです。
 とにかく、このストーリーはよく考えられています。この映画を忘れたころにまた見ると、「ああそうだった」という感じで楽しめます。傑作というのはこういう映画のことをいうのでしょうね。
 グレース・ケリーは大変な美人女優で、役どころにピッタリです。こういう奥さんを殺そうなんて思うのはもったいないです。(下世話な話ですが。)もっとも、映画の中では、この夫婦の関係がよくわかりませんでしたが。不倫をしながら、この妻は元のさやに収まろうとしていたようですし、仲がいいのか悪いのか、よくわからないのですが、……。
 現実にはありえないような展開もあります。たとえば、ハサミを背中に突き立てた程度では人は簡単に死にません。死刑囚を一刑事が外に簡単に連れ出すなんてことはできるはずがありません。鍵のありかを知っていることだけを証拠として犯人の夫を有罪にできるはずがありません。いやそもそも元の犯罪が殺人未遂(の共謀者)でしかありません。夫は大した罪にもならないでしょうね。ま、そのあたりは目をつぶってストーリーを楽しみましょう。
 推理小説(ミステリー)好きの人だったら、この映画にきっとはまるでしょう。最初から犯人がわかっているので、「刑事コロンボ」風ですかね。
 この映画では、登場人物たちの話す英語が、イギリス式の教養のある話し方とでもいえばいいのでしょうか、とても聞き取りやすくできています。日本語の字幕のセリフではずいぶん省略がなされていることがわかります。英語の勉強を兼ねてこの映画を見てもいいのではないでしょうか。このころの映画は一般的にそんな感じがします。それに比べると、現代物は聞き取りにくく感じます。
 この映画には、「ダイヤルM」(1998)というリメイク版もあります。オーツはこれはこれでおもしろいと思いました。


posted by オーツ at 05:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする