2008年09月03日

空港と政治

 オーツが、楽しみにしていたネット内の連載があります。それが「閉ざされた日本の空」です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080331/151744/
 毎週1回更新されてきましたが、いつも読むのが楽しみでした。8月29日をもって、残念ながら連載は終わってしまいました。
 この連載記事では、日本の空港行政をめぐる不可解な面を描き、空港をどういう方向で考えたらいいか、明確な指針が示されます。
 この連載は、あくまで「空港」に限定した話題ですが、こういうのを読むと、現在の日本の閉塞状況がどうやって生まれ、はぐくまれてきたかが理解できます。今の日本の延長上には「明るい未来」はなさそうです。官庁間の縦割り制度も問題ですが、一義的には政治の問題でしょう。日本全体のあり方を一つのビジョンで概観し、適切な政策判断ができるような政治家はいないものでしょうか。
 この連載は、たぶん、そのうち単行本化されるのでしょう。それから一気にまとめて読んでもいいのではないかと思います。

 そういえば、空港をめぐる話題で、もう一つ、オーツが「ほう」と思ったものを挙げるとすれば、福岡空港の移転問題に関する大前研一氏の議論があります。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/128/index.html
これまた大変おもしろいものでした。こういうのを読むと、今の政治家だけでなく、財界人も同じ穴のムジナでどうしようもないことがわかります。福岡近辺の話だけではありません。全国の話です。大前氏による「日本の空港は今の都道府県別ではなく江戸時代の藩の単位で作られる」という指摘は、それこそ空港建設のポイントを突いているように思えます。とにかく、関係者の発想が古いのです。
 この記事に寄せられた大量のコメントも有意義です。

 上で述べた「日本全体のあり方を一つのビジョンで概観し、適切な政策判断ができるような政治家はいないものでしょうか。」ですが、大前研一氏のような方がふさわしいと思います。ま、どうがんばっても大前氏が総理大臣になるとは考えられませんが、そこが日本の政治家たちの一番ダメなところなのです。オーツは、大前氏を押しているのではなく、他の政治家でもいいのです。こういう大きなビジョンが語れる方が政治家の中にいてほしいと思っています。しかし、現実をみると、あきれてばかりです。
 福田首相の政権投げ出しも、安倍前首相の政権投げ出しも、多いに不満です。そんなことをやっている暇はないはずなのに。
ラベル:空港
posted by オーツ at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする