2008年08月13日

HERO<英雄>(2002)

 オーツが見た映画です。ジェット・リー主演です。
 分類すれば、アクション映画になるでしょう。
 画面が実にきれいです。酔うような映像美です。シーンごとに基調の色があります。いかにもチャン・イーモウ監督らしい演出といえます。単なるアクションとは大違いで、ストーリーに深みがあり、何ともいえない味わいがあります。終わった後も、いろいろ考えさせる映画です。
 実は、オーツがこの映画を最初に見たのは 2002年12月で、北京の映画館で見たのでした。入場料は 900 円でした(安かったので覚えています)。そのときは、中国語字幕(中国の映画では一般に中国語の字幕が付きます)ではさすがにわからないと思ったので、英語字幕版のほうにしたのですが、正直にいうと、ストーリーがよくわからなかったのです。同じ人が何回も死ぬようにしか見えませんでした。
 しばらくして、DVD の日本語の字幕で見たのですが、今度はよくわかります。中国語の音声も雰囲気がいいですね。簡単な中国語はオーツでも聞き取れるところがあります。
 ワイヤーアクション(特に湖でのシーン)がなければ、もっとのめり込んだかもしれないけれど、まあ、そこは許せる範囲でしょう。
 登場人物たちが、それぞれ武術の一流の人たちとして描かれます。トニー・レオンの残剣(ツァンジェン)、マギー・チャンの飛雪(フェイシエ)、チャン・ツィイーの如月(ルーユエ)、ドニー・イェンの長空(チャンコン)、チェン・ダオミンの秦王(始皇帝)、それぞれに見せ場があります。そのあたりは、いかにも映画で、かなり極端な描写もあります。しかし、この画面を見ていると、本当にこんなことがあるかもしれないと思わせます。
 大量のエキストラの動員で、人海戦術による迫力ある軍隊が描かれます。矢が雨のように飛んでくるシーンは本当にぞっとします。
 ところで、中国語の題名「英雄」は誰のことを指しているのでしょうか。登場人物の誰にでも当てはまるような気がして、この映画の最大の謎です。


posted by オーツ at 04:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする