2008年05月15日

パンダ賃借料毎年1億円

 日中首脳会談の結果、中国から上野動物園にパンダが来ることになったようです。しかし、この賃借料として毎年1億円がかかるとのことです。
http://www.asahi.com/life/update/0502/TKY200805020344.html
http://www.asahi.com/world/china/news/TKY200805020344.html
 この記事では、「希少動物のパンダは、ワシントン条約で国際取引が規制されている。中国は57年から26年間にわたり、友好の証しとして旧ソ連、北朝鮮、米国、日本など各国へ計23頭を贈る「パンダ外交」を展開した。しかし、最近は条約に抵触することを理由に、原則的に贈与しない方針をとる。」と述べています。なるほど、無料というわけにはいかないのですね。
 問題は、1億円が高いか安いかということでしょう。
 神戸の動物園では「入園者の約6割は無料の小学生以下の子ども。純粋な増収効果では1億円はない」とのことですが、このあたり、冷静に検討する必要があると思います。
 別の記事ですが、
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080507/trd0805071706005-n1.htm
によれば、「さらに研究費としても、年間5000万円が必要という。」とあります。1億円では済まないわけですね。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/143450
では、「1日1頭につき、1万0850円」のエサ代がかかるとしています。また、上野動物園の入場者数ですが、「当初はそれまでの200万人から一気に700万人まで来園者が急増したが、ここ数年は300−330万人」だそうで、これは年間入場者数でしょうね。パンダは100万人増くらいの効果はありそうです。
 他にも、同様の記事はいろいろ書かれています。
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/society/story/10fuji320080510016/
http://news.nifty.com/cs/item/detail/fuji-320080510016/1.htm

http://kimagurenawadachi.way-nifty.com/blog/2008/05/post_26b5.html
では、「‘世論調査.net’の「新たにパンダを借りることに賛成ですか?」という問いに関する集計では、私が投票した時点で、回答総数819票,賛成20票(2.37%),反対814票(96.56%)となっていました。」とあります。オーツも回答してみましたが、
http://www.yoronchousa.net/vote/3967
その時点で、賛成42、反対1541、白紙票17 という結果でした。

 「パンダのレンタルに1億円、どう思う?」というアンケートサイトがあります。

 圧倒的に「高い」という反応が多いです。
 各種ブログでも、反対(1億円が高い)の声が渦巻いています。賛成の声はごくわずかです。
http://sinstyle.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/1_dd8f.html
http://newsing.jp/entry?url=hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080503-OHT1T00236.htm
http://newsing.jp/entry?url=sankei.jp.msn.com/life/trend/080507/trd0805071706005-n1.htm
http://d.hatena.ne.jp/exit24/20080510/p1
http://nakasoku.blog18.fc2.com/blog-entry-195.html
http://blogs.yahoo.co.jp/galleon_99/42171226.html
http://amano-jack.jugem.jp/?eid=97
http://blog.livedoor.jp/queenshair/archives/51316739.html
http://taishibrian.blog9.fc2.com/blog-entry-786.html
http://star.sl.lcomi.ne.jp/archives/article/21512.html
http://blogs.yahoo.co.jp/dagasuka03/55133273.html
http://green-style.livedoor.biz/archives/51021500.html
http://plaza.rakuten.co.jp/kyuchandairy/diary/200805080001/
http://wanbalance.blog75.fc2.com/blog-entry-736.html
http://amaterus.jp/cgi-bin/news/patio2.cgi?mode=view&no=8800
http://plaza.rakuten.co.jp/zhengzhi1976/diary/200805070000/
http://amebabbs.ameba.jp/thread/Y70Xn-RXRpIOqwoJeffRhv/
http://blog.livedoor.jp/buyitnow/archives/757934.html
http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/fyprr942/view/20080508/1210187855
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/32665324.html

 感想として、1億円が高いとか、チベットの動物を中国が貸し出すなんてという声が多かったようです。
 しかし、石原都知事の言う「費用対効果」について検討している例は(オーツの調べ方が不足なのでしょうが)見つかりませんでした。
 ちょっとだけ、計算してみましょう。上野動物園の入場料は、大人 600 円、中学生 200 円、小学生以下無料、65歳以上 300 円となっています。仮に1人平均 300 円としましょうか。これで、客寄せパンダ効果で年間 100 万人の入場者増があったとすれば、年間3億円の収入増です。
 そもそも、動物園の入場料金は、子供たちへの教育効果などを考えて、安く設定されているとのことですから、本来ならばもっと収入増になるはずのところなのかもしれません。
 これは入場料金だけの話で、それ以外のさまざまな効果(お土産物の売り上げなど)もありますから、けっこういい実入りかもしれません。
 しかし、一方では、パンダの飼育は、1億円のレンタル料とエサ代だけでは済みません。パンダ舎の維持費用や飼育員の人件費などをいくらくらいに見積もればいいのでしょうか。
 このあたり、オーツのような素人ではなく、専門家が計算するべきでしょう。こんなことを考え、パンダの受け入れについて客観的に判断するようにしないといけないのではないでしょうか。
 1億円が高いとは、簡単にいえないように思います。
posted by オーツ at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする