2008年05月14日

政治家の雄弁さとブログ

 オーツが読んだ記事で、竹中正治氏の書いた「弁論勝負の米国人、沈黙の日本人」というのがあります。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080507/155426/
普段、感じていることがズバリと書いてあったので、思わず拍手してしまいました。
 日本のテレビでもときおり流れるヒラリー・クリントンとバラク・オバマ両氏の演説を聴いていると、雄弁さをひしひしと感じます。自信と説得力のある口調で、わかりやすく人々に訴えてきます。英語がまったくわからなくても、聞いていると「この人なら大丈夫そうだな」と思えてしまいます。
 一方、福田総理大臣を始め、日本の政治家は、かなり多くの人が話し下手で、演説や談話を聞いていても、今ひとつ信念が伝わってこないように聞こえます。これは話している内容というよりも、声の響きのようなものではないでしょうか。「ことば」よりも「声」が大事なのかもしれません。
 オーツは、政治家の話はあまり聞かない方ですが、日本の政治家の話し方で好きなのは(内容ではありませんよ)社民党の福島党首、共産党の志位委員長、公明党の浜四津敏子さんなどですかね。テレビニュースなどでちょっと聞いただけですが、なにがしかが伝わってきます。自民党では、これといった人がいないように感じています。(そもそも、オーツは多くの政治家の話し方を聞いたわけではありませんので、こういう断定はよくないと思うのですが。)
 それはともかく、なぜ米国の政治家が雄弁なのか。竹中氏によれば、それはアメリカの教育+英語のせいであるということです。日本人がむずかしい文字を覚える間に、(英語はアルファベットが簡単なので)アメリカ人はその分の時間を「話し方」にあてているというわけです。となると、漢字文化圏以外のほとんどの国では(文字を持たない場合もありますが)やさしい文字体系を使っていますから、日本人よりは口が立つことになります。日本が国際化の荒波を乗り切っていくのは大変なことです。
 ところで、では日本の特徴は、というと、何と、ブログの書き込みが世界一なんですね。量で見て、日本語は英語を越えているのです。この事実は、文章文化の日本を象徴しています。
 ブログは、誰でも書けるメディアですが、そのことと「実際に書く」ことはやはり距離があります。日本人はそれを比較的簡単に越えることができるのかもしれません。
 オーツが書いているブログも「日本語ブログ世界一」にほんのちょっぴり貢献しているわけですね。
posted by オーツ at 04:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする