2008年02月20日

新宿駅の東口と西口をつなぐ通路

 オーツが見かけたニュースです。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20080215031.html
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/080215/tky0802150412001-n1.htm
に書いてあります。一部(とはいえ、かなりの部分)を引用します。
 東西改札口の往来がしにくかったJR新宿駅に、両改札を結ぶ連絡通路を新設することが決まり、新宿区が14日発表した。現在の東口と西口改札を結ぶ「北通路」の両改札を取り払って通路とする計画で、平成28年度に完成する予定。東西を往来する距離が半減され、区都市計画課の藤牧功太郎課長は「駅で街が分断されていた。30年来の悲願」と話している。
 区によると、現在、東口と西口を行き来するには、東京メトロ丸ノ内線に並行して作られている地下通路「メトロプロムナード」が最短。通路の完成で約285メートルの距離が130メートル程度に、時間にして約2分短縮されるという。
 JRの利用者を除いても1日約25万人の通行が見込まれるという。総工費は118億円で、区とJR東日本、国が3分の1ずつ出資する。

 30年来の悲願の達成というとかっこいいですが、オーツは、この工事に 118 億円がかかると聞いて「う〜ん」と考え込みました。118 億円ですよ。これだけあったら、もう少し別の使い方ができるのではないでしょうか。もったいない!
 新宿駅の東西をつなぐ効果がある? まあ、一人あたり2分の時間と 150 メートルの距離の短縮という効果はありますが、その対価が 118 億円と聞くと単純に喜べません。
 新宿区の皆さん、住民税 39 億円を別の目的に使ったほうがいいんじゃありませんか。JR東日本の利用者の皆さん、39 億円分の運賃を値下げしてもらったほうがいいんじゃないですか。そして、日本国民の皆さん、39 億円は多額の借金の返済(国債の償還)に使ったほうがいいんじゃありませんか。とはいえ、あちこちにばらまくと大した金額にならなくなってしまいそうですが。
 こんな通路を造るくらいなら、SUICA や PASMO で入場し、反対側の出口で出場するとき、(20分以内であれば)その金額を自動的にカードに戻すなどということをしてくれれば、それで十分ではないでしょうか。これなら、機械の調整(プログラムの改訂)だけですから 118 億円はかからないと思います。
 もっとも、新宿駅でこれが可能になるなら、他のJRの駅でも構内入場を無料にしてくれという話になったときに断る根拠がなくなってしまいますから、結局JRとして入場券収入がなくなってしまうし、駅構内にあるトイレが誰でも自由に使えるとかいうことになります。これは、便利なのか、問題があるのか、わかりませんが。

 ちなみに、費用対効果をざっくり計算してみました。
 1日の利用者を 25 万人として、一人2分トクするわけですから、全部で 50 万分=8333時間です。時給 2000 円として、1667万円です。1年間の合計で 365 倍すると、約 60 億円になります。これで数十年も使えるとなると、……。う〜ん、こういう計算をしてみると、当初の感覚とは逆に、118 億円が安く思えてきました(笑)。
ラベル:通路 新宿駅
posted by オーツ at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース時評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする