2007年12月26日

NHK交響楽団の第九コンサート

 オーツは、年末に第九を聞く主義ではないのですが、たまたま妻に誘われて、聴きに行ってきました。24日(祝日の代休日)の午後でした。
http://www.nhkso.or.jp/calendar/concert_day_2007-12-24.shtml
NHK交響楽団も久しぶり、NHKホールも久しぶりでした。ずっと前にはオーツはN響の定期会員だったんですけれど、……。
 今回は、2階の中央の席でしたが、ここでもS席だったので、13,000 円だったことになります。ちと高いですねえ。
 指揮者はアンドリュー・リットンでした。オーツはこの人の指揮で聞くのは初めてでした。ダイナミックに盛り上げるタイプの指揮ぶりでした。
 プログラムは、ベートーベンの第九だけというシンプルなものでした。普通は、ベートーベンの序曲とかの短い曲がはじめに演奏されることが多いのですが、まあこれはこれでいいでしょう。途中の休憩なしで一気に第九を演奏するということでしたので、オーツは遅刻でもしたら大変だと思い、十分なゆとりを持って出かけました。自分の席でプログラムの書かれたパンフレットなどを読みながら開演を待つというのはいいものです。
 合唱団は国立音楽大学でした。オーツがざっと数えたところでは216人いました。合唱団の入場には時間がかかります。そんなわけで、第1楽章の前からステージの後ろに座っているスタイルでした。
 さて、第1楽章の演奏が始まります。N響の響きはなかなかいいものです。NHKホールの2階席というのは、オーケストラ(と合唱団)が正面に見え、つまりは一人ひとりが全部見えるということで、とても見晴らしがいいのです。ステージからちょっと距離がありますが、それだけにホールの残響が適度にあって、聞きやすく感じました。ふと気が付くと、チェロの先頭の向かって右側の人が頭をしきりに振っています。いかにも音楽の流れに浸っているという感じで、一生懸命演奏しているようすが伝わってきます。
 また、不思議なことに、ビオラの列の最後尾に、1台のビオラが台に立てかけるように置いてありました。なぜなんでしょう。ビオラ奏者の一人が突然亡くなったとかいうことがあったのでしょうか。
 第2楽章に入り、少ししたところで、チェロの一人の奏者が席を外してステージの袖に引っ込むというハプニングがありました。弦が切れるとか何かあったのでしょう。
 第3楽章に入る前に、ソリスト4人が入場してきました。このタイミングで入場というのはおもしろいです。たいてい第4楽章の前に入場するものだと思っていました。ここで、遅刻者が会場内に案内されました。なるほど。このためだったのですね。
 第4楽章は、いよいよソリストと合唱団の活躍するところです。第九の中で一番の聞き所です。が、しかし、はじめにバリトンが「O Freunde, nicht diese Toene!」と歌い出すところ、音程が外れています。オーツは「あれれ」という感じで、ずっこけた気分になりました。気持ちが悪いといえばいいのでしょうか。第4楽章の途中で一部の客が勘違いして拍手するということもありましたが(仮に曲を知らないとしても、指揮者が手を挙げているところで拍手をしてはいけないでしょう)、あとは特に問題もなく、進行しました。テノールの人は実に声が響きます。ソプラノとメゾ・ソプラノも(途中、結構長く伸ばすところがあって、息が続かなくなる例もあったりするのですが)きちんと歌っていました。プログラムによれば、ソリストは4人とも若い人でN響初登場とのことです。
 合唱はなかなかの規模で、圧倒的な迫力でした。いかにも第九です。
 演奏後は、何回かカーテンコールがあって、コンサートは終了となりました。オーケストラが退場するとき、ビオラ奏者の一人が、最後尾に置いてあったビオラ1台を持って行きました。
 オーケストラの退場後に合唱団の退場となりました。ここで拍手がありました。確かにとてもいい合唱だったと思います。
 3時から始まって、4時半まで、夢の1時間半を過ごしたことになります。妻は少し居眠りをしていました。まさに夢の1時間半ですが、それも贅沢な時間の過ごし方です。
 コンサートのあとは寿司屋にいって寿司会席を食べ、日本酒を飲んで帰ってきました。忙しい年末の中での貴重な経験でした。
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posted by オーツ at 06:28| Comment(2) | TrackBack(1) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする