「山崎養世の「東奔西走」」で見かけた記事です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071009/137073/
とてもおもしろい考え方でした。オーツは目が醒めるような思いがしました。
高速道路の通行料の高さには辟易している人が多いと思いますが、考え方を変えれば、一気に無料化することができそうです。これは考え方の問題なのであって、まさに「政治」の問題です。
高速道路無料化は、クルマのユーザーが負担している税金=道路財源を転用するだけで済んでしまうのですね。
著者の山崎養世(やまざき・やすよ)氏は、「高速道路無料化」をマニフェストに掲げて、徳島県知事選挙に挑戦したとのことですから、筋金入りの主張なのでしょう。
確かに、無料になった高速道路が各方面に与える影響は大きいものがあります。住宅や産業のあり方が変わり、日本人のライフスタイルが変わってしまうかもしれません。
少なくとも、今のようなムダな高速道路を造ることばかり考えている政府では、こんな発想は出てこないでしょう。土建国家としては、高速道路を造る(それによって産業界が潤う)ことが大事なのでしょうが、国民の幸福のためには、高速道路を使うことのほうがはるかに大切なはずです。今の政府にはそんな発想ができないようです。
余計な話ですが、道路を造れば造るほど、メンテナンスの費用がかかってくるし、膨大な建設費のために政府の赤字が増えていってしまうんですよね。
豊かな日本とは何か、どうすれば実現できるのかを考える上で、とても参考になる意見でした。